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帯状疱疹ワクチン

予防接種

帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる感染症です。
水痘帯状疱疹ウイルスにかかると、最初は、水痘(みずぼうそう)になります。多くの方は、子どものときに感染し、一度なおります。しかし、このウイルスは、体内に潜んでいて、長い年月を経て再び活動をはじめると、帯状疱疹となります。

痛みを伴う発疹ができます

症状は、身体の左右どちらか一方に、赤みや水疱(水ぶくれ)のある発疹が、まとまって帯状に現れます。体のどこにできますが、顔や胸、腹、背中に出やすいです。
痛みを伴うことが多く、眠れないくらい強い痛みになることもあります。
顔の帯状疱疹の場合、目の病気をおこし、視力が低下したり、顔面神経麻痺、難聴などを引きおこしたりすることがあります。

後遺症が残ることがあります

通常、3週間程で発疹がなくなり、その後、痛みもなくなります。
しかし、1か月以上も痛みが続くことがあり、3か月以上続く場合、帯状疱疹後神経痛と言います。刺すような痛み、焼けるような痛み、針で刺すような痛みなど、痛みの程度は様々です。
これは神経が損傷を受けたことによる痛みで、治りにくく、長く苦しめられる方がいます。
お年寄りほど残りやすく、約2割の方が帯状疱疹後神経痛に移行すると言われています。

早期治療が効果的です

ウイルスの増殖を抑える薬(抗ウイルス薬)の投与を受けることで、治るまでの期間を短くし、後遺症が残りにくくします。発疹が出てから72時間以内に治療を始めることが望ましいです。
痛みが強い場合は、痛み止め(鎮痛薬)を併用します。

患者数は増えています

患者数は、増加傾向にあり、50歳以上に多く、70歳前後がピークになります。

帯状疱疹は痛みが強かったり、長く続いたりすることがあり、つらい病気です。約1/3の方が、一生のうちに1回にかかると言われ、決して珍しい病気ではありません。

ワクチンで予防できます

帯状疱疹のワクチンには、水痘帯状疱疹ウイルスの病原性を弱くしたものです。

多くの方は、水ぼうそうにかかったことがあるため、すでに水痘帯状疱疹ウイルスに対する免疫を持っています。しかし、年齢とともに免疫は弱まってしまうため、あらためてワクチンを接種し、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。

ワクチンの効果

予防接種を受けることで、帯状疱疹になる確率は、95%以上減らせます。さらに、痛みが続く帯状疱疹後神経痛になる確率も同様に減ります。

ワクチンの効果の持続期間

ワクチンの効果は、20年以上効果があるといわれています。

ワクチンの効果の副反応

主な副反応は、注射をした部分の局所反応(痛み、赤み、腫れなど)がほとんどです。極めて稀に、発疹、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、口唇のまわりの腫れなど)がみられることがあります。

帯状疱疹の唯一の予防法は、ワクチンを接種することです(予防接種)。特に、糖尿病心臓病などの持病がある方はかかりやすいので、かかる前に予防接種を受けましょう。

帯状疱疹の予防接種

対象者となる方

50歳以上の方

費用

1回22000円(税込)
2か月間隔で、2回の接種が必要です。

予防接種の流れ

STEP.1
予約
予防接種をご希望の場合、予約をお願いいたします。

  • インターネット予約
    [予防接種・乳幼児健診]→[予防接種(1歳以上)]または[予防接種(すべての年齢)]を選択し、ご希望の日をお選びください。[予防接種種類]で、[帯状疱疹]を選択してください。

  • 電話予約
    月~金曜日 9:00~18:30、土曜日 9:00~12:00(祝日除く)に受け付けております。
STEP.2
問診票の記入
受付後、問診票を記載してください。
STEP.3
診察・注射
医師が問診、診察をして、接種可能であるかどうかを判断した場合、ワクチンお注射をします。

予防接種を受けるにあたっての注意

  • 予防接種の当日、発熱していたり、体調が悪かったりする場合は、接種できません。お手数ですが、再度予約を取り直していただきます。
  • 食事制限はありません。
  • 予防接種を受けた日は、激しい運動や飲酒は避けて、静かに過ごしてください。スポーツや宴会の予定がない日に予約してください。